2015年4月26日日曜日

出張お笑いレストア道場@ネコ・オートモービル・フェスティバル、決行してまいりました!

 昨日のネコ・オートモービル・フェスティバルでの生レストア道場、無事に終えることができました。青空の下、朝いちばんにジャッキアップ。ドライブシャフトOHしたり錆びたネジを再生したりと、らしさ全開での出張お笑いレストア道場となりました。

 加えてお隣のブースにいらしたワールドインポートツールズさんが、なんとBAHCOのガレージジャッキやオリジナルのトルクレンチなど、素敵なガレージツールをたくさんお貸しくださり、作業環境もスペシャルでございました! 

 出張お笑いレストア道場ブースに遊びにきてくださったの皆様、そしてご協力くださった関係者の皆様、ありがとうございました! 
 

海外レコーディング仕事が重なったため現場に来られなかった石田ショーキチ師範は、特製の等身大レストア道場パネルとなって現場を見守った。

 5月号の連載はお休みをいただきました。出張レストア道場の模様は6月発売のTipoパドックパスコーナーでレポート予定です!!

2015年4月22日水曜日

お笑いレストア道場、今年も袖ヶ浦フォレストに乗り込みます!

 お笑いレストア道場を気にかけてくださっている全国のレストア愛好家の皆様、すっかり更新サボってしまってスミマセン! そんな久しぶりの更新で、ビッグニュースをお届けいいたします。

 今週末の土曜日に、袖ヶ浦フォレストレースウェイにおいて、ネコ・パブリッシング社主催の趣味車イベント「ネコ・オートモービル・フェスティバル 2015」が開催されます。
コチラ↓

 お笑いレストア道場にとって袖ヶ浦フォレストレースウェイと言えばちょうど1年前、レストア道場ナロー号の復活走行をかけて挑んだものの無念の未遂に終わった因縁(?)の場所。

 なんと僕らお笑いレストア道場チームは、今年もこのネコ・オートモービル・フェスティバル 2015を舞台とし、袖ヶ浦の森にナローを持ち込むことが決定したのです!

 嬉しいことにTipo 最新号でもばっちり告知が。できればその上の「話題のあのクルマがやってくる」の欄に仲間入りしたかったぞ!!……というのは冗談ですが、そんなわけでレストア道場ナロー号と道場メンバーで4月25日(土)、袖ヶ浦入りします!

 しばらくブログでの状況報告がほったらかしになってしまっていたんですが、Tipo本誌での連載をご覧くださっている方はご存知の通り、道場ナロー号はいろいろあって未だレストアの真っ最中。現状、エンジンもなんとかイベントに合わせて積んだだけで火が入らない……という状態なんです。
というわけで今年は「出張お笑いレストア道場!」とばかりに、袖ヶ浦フォレストレイスウェイの脇でレストア作業に励む予定となっております。不動でくすぶるナロー相手にあの手この手とばかりに格闘するお笑いレストア道場の姿を楽しんでいただければ嬉しいのですが……。きっと僕らにはまわりを見ている余裕はないだろうなぁ……。

 さて、実は残念なことがひとつあります。石田ショーキチ師範が海外レコーディング日程とイベント当日が重なってしまったため、当日袖ヶ浦に来ることができないのです。というわけで、練習生アキノリさんと日岐の2名を中心とした布陣で「生レストア道場」に挑みます。加えて、いつもお笑いレストア道場を遠くからそっと応援してくれているポルシェ仲間も当日はレストア道場に緊急参戦してくださる予定。

 まだまだクルマの準備が終わっておらずあわてふためいておりますが、4月25日はいっちょ頑張りますので、どうか皆さんも4月25日は袖ヶ浦フォレストレースウェイに遊びにきてください。駐車場代が1,000円かかりますが、入場は無料とのことです! 



2014年10月28日火曜日

解決への道のり長きノズル置き去りアクシデント

ツイッターでも予告しましたお笑いレストア道場近況報告です。前回7月のブログで、 Tipoオーバーヒートミーティング参戦断念という悔しい決断報告をしましたが、恐ろしきことに僕らお笑いレストア道場チームは、この時の決断の原因となったヘッドトラブルに未だ悩まされております。


そのトラブルとは、プラグホールに差し込んだコンプレッションテスターのノズルが抜けなくなるという事件で、発生は6月18日。原因はどうやら、テスターノズルを保持する軸受けネジ部分をプラグホールに斜め締めで締め込んでしまったことにありました。単純な作業ミスによるアクシデントではありましたが、プラグホールに差し込まれる約220mmのノズルを保持するこの小さな軸受けネジが、プラグホールにガッチリ食い込んで全く抜けなくなるというこのトラブルに、お笑いレストア道場は笑えない状況に陥ることになりました……。

お笑いレストア道場を苦しめるトラブル図。本来軸受けネジAに回転トルクを伝えるはずの鉄製の外筒はすでにナメてしまっていたので、サンダーで切り分け分解し取り出し済み(Tipo304号参照)。しかしプラグホールへのアクセスポイントには、燃焼室まで伸びる約150mmの鉄製エアノズルが残ったまま。そのためドライバーやソケット、ペンチなどといった一般的な工具がまったく入らない状況。また水平対向ヘンジンを収めるエンジンルーム内は横方向のスペースもほとんどありません。そのため軸受けネジAの位置や状態を確かめるのも一苦労と、作業条件は極めて悪いものでした。
ヘッド奥の見えない位置でもネジにトルクがかけられるようにと、8月中に専用工具を自作してみるも、まさかのサイズミスで使い物にならず(Tipo304号)。そこで専用工具の設計図を起こし加工屋さんに工具製作を発注するという案も考えましたが、しっかりサイズを合わせさえすれば自作工具でも立ち向かえるとの石田ショーキチ師範の判断。ということで9月の作業では、再度工具の自作にチャレンジ。写真は工具製作のためトーチ溶接中の師範です。
筒状のロングソケットを2個つなぎ合わせ先端部を加工し作った約100mmの工具。中空となっているため、ゲージノズルをかわしながら再奥の軸受けネジ部にアクセスできる計算です。今回は径もしっかり合わせました。

予定どおり軸受けネジAにアクセスはできたものの、予想以上に強烈に噛み込んでしまっているようで、作った工具の先端部分はぐにゃりと曲がってしまいました。三たびの失敗……。

見えないネジに工具の入らない作業性の悪さ。ついに師範、「よし決めた! も一回エンジン下ろそう!」と決断。アキノリさんも僕も「マ、マジすか〜!(せっかくエンジン載せたと思ったのに〜 泣)」

10月16日。2時間くらいで意外とあっさりエンジン下ろし完了。

久しぶりのエンジンのエンジン下ろしでテンション↑のアキノリさん、お約束の人間エンジンの記念撮影を師範にお願いしているの図。

エンジンを下ろしたことでついに正面から軸受けネジを捉えることに成功。あとひと息! ところがこの日の作業中に、僕はギックリ腰を発症。というわけで引き続きの作業を師範とアキノリさんに託すこととなりました。

10月19日の日曜日夕方、ギックリ腰のためこの日のレストア道場を欠席した僕の携帯に、師範からメッセージ着信アリ! 



メッセージには、あの軸受けネジが取り出されている写真が。苦節4ヶ月、ついにやったー! ……がしかし、写真だけで文章のないメッセージに、わずかではありましたが不穏な空気も感じていたりいなかったり……。


予感的中。

なんと、最初の図にも示しているノズル先端のナットBが、シリンダー内側で変形してしまいエアノズルともども抜けなてこないという事態が発生していました……。というわけでエンジンヘッドには未だノズルが残ったままトラブルは未解決。お笑いレストア道場、ピンチの時は続く!

2014年7月10日木曜日

【2つのお知らせ】無念の岡山オーバーヒートミーティング出走回避、ほか

 お笑いレストア道場、2回目の夏に向け、コツコツと作業を続けております。

 さて、ここでお知らせがふたつあります。ひとつ目は7月のTipo連載『お笑いレストア道場』が、Tipo本誌の特集増ページの関係で休載となりました。次回連載は8月6日発売号となる予定です。

 そしてもうひとつ。石田師範、アキノリさん、そして日岐の3名は、今年3月の袖ヶ浦で果たせなかったナロー完全復活のリベンジとして、岡山国際サーキットで7月13日に開催される『ティーポ・オーバーヒート・ミーティング2014』に再び道場ナローで乗り込み、1時間の耐久レースに参戦を予定していました。

 が、しかし、実は6月下旬の作業でナローの整備に大きな難題をかかえてしまい、オーバーヒートでの走行の見通しが立たなくなってしまったのです。3名での話し合いの結果、出走を断念することに決めました。決意のリベンジを果たせず無念でしょうがありませんが、これにめげることなくナロー復活を目指します。

エンジンの調整作業のため、道場ナロー号の車体をアキノリさんのハウススタジオ『honobono rec hiratsuka』まで移動することにしました。この際、アキノリさんがながらく愛車の整備をお願いしているという、秦野市のオートボデーショップNAKAOさんが、車両の運搬をサポートしてくれました。NAKAOさん、ありがとうございました!

お笑いレストア道場 第2道場(honobono rec hiratsuka)にて、エンジン調整作業を継続。圧縮比の測定作業中。
ところが、二つ目のシリンダー測定時に、測定器のコンプレッションテスターのノズル先端が、ヘッドから抜けなくなってしまうという事態に。

救出作業にアタマを悩ます師範とアキノリさん。結果、「エンジンを下ろしヘッドを分解するしかないかも」という話に。公道走行に向けて本来予定していたその他の調整作業行程を考えると、この問題解決方法あまりにも大掛かり。オーバーヒート・ミーティングまでに集まって作業を行なうことができる日数を考えると、出走を見送るしかないという結論になってしまいました。またも無念のレストア道場!

2014年5月6日火曜日

【お知らせ】Tipo連載、今月号はお休みです!

 毎月、Tipoで連載中の「お笑いレストア道場」ですが、今月号での連載は都合によりお休みとなりました。3月30日に行なわれたTipoオーバーレブミーティングでのデモランの模様は、次号6月6日発売号にてあらためてお届けする予定です。

2014年4月10日木曜日

Tipoオーバーレブミーティング参戦記


 道場ナロー初のデモランを目指し向かった3月30日のTipo オーバーレブミーティング。空模様は大荒れ。しかもナローはと言えば、走行を目前に控えよもやの不調。そのうえ連日連夜の作業がたたったか、アキノリさんがイベント直前に体調を大きく崩し、欠席とあいなってしまったのです……! 
 
 数々の向かい風にさらされたお笑いレストア道場チームでしたが、イベント当日には石田ショーキチ師範の朋友である空冷乗り仲間も「絶対にナローを走らせよう」と応援に駆けつけてくれました。時折嵐のような雨風吹きすさぶ中、走行開始時刻まで数時間に渡り一同で一生懸命に整備を続け、ついに走行枠ギリギリのタイミングでエンジンが始動!

 ところがどっこい……残念ながら走行時間ギリギリで辿り着いたピットロードで、再度エンジンストール。タイムオーバー。サーキットでの初デモランは残念ながら適わなかったのです。ナローからおりた石田ショーキチ師範も「無念なり!」とひと言。本当に全力を出し切っただけに、お笑いレストア道場チームも全員がこの無念さを感じていました。一方で、諦めることなく全力を出し切った最高の清々しさもありました。この両方の思いをエネルギー源にして、お笑いレストア道場はまだまだ続くのであります。










2014年3月30日日曜日

無事に出発!

   ティーポオーバーレブミーティングでのデモランに向け、懸命の整備が続いていた道場ナロー号。27日には何とかエンジンも始動!   無事に積載車で出発しました。デモラン本番やいかに!

走行に合わせ、要のタイヤをリフレッシュ。車重やボディとのマッチングを考え、ミシュランの最新世代のエコタイヤ「エナジーセイバー・プラス」をチョイスしました! サイズは前後ともに195/65R15。ちなみにホイールは、フックスの15インチ×6Jであります。